1996.11.23
喜茂別(キモベツ)、留寿都(ルスツ)という道南北部の畑作地帯をまっすぐに抜けると、洞爺湖の手前で右折し、豊浦に出る。ここから大浦・礼文下にいたる内浦湾(噴火湾)の海岸線を走ることにした。先ほどまでの中山国道と違って、たいへんのんびりしていてその光景は伊豆の海に似ている。
|
|
昼に近い時間となり、早起きしたお腹が鳴きだしている。我々もおいしい魚を食べようと食事処を探すのだが見つからない。通りかかったスーパーで聞いてみたが、「この辺にはないのだが・・・駅の向こうに一軒だけ民宿があるのでそこで聞いてみて・・・」という返事。迷った挙句に探しあてた玄関口で、「こんにちわ、何か食べさせてもらえませんか?」と恥じらいもなくお願いした。奥から出てきた人のよさそうな民宿のおばさんは、「申し訳ありません、今、海に出ていますので何もできないのですよ。ありあわせのものでよかったら。」とつれない返事で、がっかり。残念無念もしかたなく、丁重にお断りをする。
羊蹄国道を左に折れ、山々に囲まれた狭い舗装路を二股川上流方面に6`ほど進んで、だらだら坂を登りきると、二股の特徴ある温泉ドームが姿をあらわした。
じわりじわりと効いている感じはしたが、本来温泉というものは最低1週間浸かり続けないと効果はないという。ただ長時間浸かっていれば良いというものではなく、一度に浸かる時間は10分とか。生兵法は怪我のもとにもなってしまうのでご注意。Copyright ©2003-6 Skipio all rights reserved